事業内容
Our Business
和歌山アイコムとしての役割
「メイド・イン・和歌山」で
無線機器の国内、世界有数のシェアを支える
和歌山アイコムは、アイコムグループの中核企業として、無線通信機器の全製品を製造しています。その拠点を和歌山に置く理由には、日本のものづくりを進化させたいという思いがあります。
製造拠点を日本国内に置くことで、設計部門との時差や、言葉・文化の壁といった課題を避けることができます。例えば、「すぐにやってほしい」という指示の解釈も、環境や文化の違いによって異なることがあります。このような課題を最小化するうえで、国内生産にはコミュニケーションの正確さやスピードの面で圧倒的な優位性があります。
和歌山の豊かな環境の中で培われた職人の技術と、最先端の生産設備を融合することで、「メイド・イン・和歌山」の高品質な製品を世界中に届けています。


世界シェアを支える 多品種少量生産プロセス
NEXT IPSによる品質の担保と生産性の向上
当社が確立した、製造現場における無駄を省くことで生産性を向上させるIPS(アイコムプロダクションシステム)。持続的な生産現場の成長を実現するこのシステムは、ロボット生産を取り入れることで、さらなる品質の安定と生産自動化を実現したNEXT IPSとして進化を遂げています。
IPS(アイコムプロダクションシステム)とは
業務にあえて負荷をかけることで生まれたひずみから問題点を抽出し、究明、改善、効果、確認のサイクルを繰り返すのがIPSです。業務やプロジェクトを効率的に改善し、問題点を段階的に解消することで、無駄を削減できます。また、この取り組みは、生産のレベル・個人の技術の持続的成長につながっています。長年にわたるIPSによる結果として、変化する状況や環境への柔軟な対応力により、年間約100万台、そして月200種類もの多彩な無線機の製造を可能としています。

高品質・定量的な製造を実現するロボット生産を導入
ロボット生産は、精密な動作と一貫性が求められる製造工程において、人間の手では達成が難しい高精度な作業を実現。製品の品質が均一になり、不良品の発生が大幅に減少します。また、生産スピードを飛躍的に向上させるとともに、生産自動化による稼働時間の最大化にも寄与しています。